石破氏、金融所得課税強化に意欲 「実行したい」

AI要約

石破茂元幹事長が首相に就任した際の金融所得課税強化に意欲を示し、岸田文雄首相が前回の総裁選で先送りしていた項目に触れた。

石破茂氏は金融所得課税の必要性を強調し、先送りされた方針に疑問を呈した。

首相のトーンダウンに理由を探りつつ、課税強化に際しては対応策が必要との認識を示した。

 自民党の石破茂元幹事長は2日のBS日テレ番組で、首相に就任した際は、株式売却益などの金融所得への課税強化について「実行したい」と強調した。金融所得課税強化を巡っては、岸田文雄首相が前回2021年の総裁選で格差是正策の検討課題としたが、総裁選勝利後の株価下落などを受け先送りしていた。

 首相がトーンダウンした経緯について「金持ちが外国に逃避すると(懸念して主張を)抑えたのかもしれない」と指摘。課税を強化する場合には対応策も併せて検討する必要があるとの認識も示した。