麻生太郎副総裁に「10月引退説」が…!総裁選の真っ只中に聞こえてきた、親心ムキ出しの「打算」

AI要約

自民党副総裁である麻生太郎が10月に政界引退を決める可能性が浮上している。

引退の根拠は、若手候補である小林鷹之や小泉進次郎の台頭により、麻生氏の手駒たる上川陽子や河野太郎が埋没気味になったこと、そして派閥の統制が取れなくなったためだ。

麻生氏は息子を後継に指名しており、進次郎総理誕生後が適切な地盤譲渡の時期と考えている可能性がある。

麻生太郎副総裁に「10月引退説」が…!総裁選の真っ只中に聞こえてきた、親心ムキ出しの「打算」

麻生太郎・自民党副総裁(83歳)が10月に政界を引退する―総裁選真っ只中の自民党でこんな憶測が流れている。

きっかけは小林鷹之・小泉進次郎両氏の総裁選出馬表明だ。若手候補に注目が集まるなか、麻生氏の手駒である上川陽子氏や河野太郎氏は埋没気味。国民人気トップの進次郎氏が総理になれば、「後見人」の菅義偉氏が副総理になることは確実だ。そうなれば麻生氏の居場所はなくなる―これが10月引退説の一つ目の根拠。

「もう一つ、櫛の歯が欠けるように、麻生派から小林や進次郎らを推すと表明する議員が現れ、派閥の統制が取れなくなっていることも大きい。『派閥を束ねられなくなったときが俺の引き際』が麻生さんの口癖でしたから、総裁選後の引退を考えていてもおかしくはない」(麻生派の中堅議員)

とはいえ、10月引退には打算もある、とこの中堅議員は続ける。

「麻生さんが長男の将豊氏(39歳)を後継にすることは決まっていますが、問題はその最適な時期がいつか、ということ。

進次郎総理が誕生すれば、次の選挙での自民党の勝利は確実。将豊氏も当選は間違いない。地盤を譲るベストなタイミングは、進次郎総理誕生の瞬間と見ているため、彼が総理になれば息子のために潔く身を引くのでは」

派閥とカネの問題が炎上したとき、「自民党は生まれ変わらなければならない」と力説した麻生氏。真の生まれ変わりのためにはなにが必要か、気付いたのかもしれない。

「週刊現代」2024年9月7日号より

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