中国軍機の領空侵犯に林官房長官「主権の重大な侵害」
中国軍の情報収集機が日本の領空を侵犯したことについて、林官房長官は主権の重大な侵害だと批判。
政府が領空侵犯への対応を始めた1958年以降、中国軍機による侵犯は初めてで極めて厳重に抗議。
中国の軍事活動の活発化に関心を持ち注視するとしつつ、中国側の意図や目的については控える姿勢。
26日、中国軍の情報収集機が日本の領空を侵犯したことについて、林官房長官は「主権の重大な侵害だ」と批判しました。
「中国軍所属航空機によるわが国領空の侵犯は、わが国の主権の重大な侵害であるだけでなく安全を脅かすものであり全く受け入れられない」(林官房長官)
林長官は、政府が領空侵犯への対応を始めた1958年以降、中国軍機による侵犯は「初めてだ」と指摘し、「極めて厳重に抗議した」と述べました。
また、中国の軍事活動は活発化の傾向にあり、「強い関心を持って注視する」と強調しました。
一方で、領空侵犯を行った中国側の意図や目的については「確たることをお答えすることは控える」と述べるに留めています。(ANNニュース)