無名から大ブレイク…!アーティスト『リト@葉っぱ切り絵』手のひらの中の《凄い世界》にハマる人が続出するワケ

AI要約

リトさんの葉っぱ切り絵アーティストとしての成功について

作品集の成功による生活の変化とファンからの支持について

過去の苦悩と葛藤からアーティストとしての成功への道のりについて

無名から大ブレイク…!アーティスト『リト@葉っぱ切り絵』手のひらの中の《凄い世界》にハマる人が続出するワケ

現在、SNSのフォロワー70万人以上。世界中にファンを持ち、日本はもちろん世界各国のメディアでも取り上げられてきた葉っぱ切り絵アーティスト・リトさん。

7月には、自身3冊目となる作品集『葉っぱ切り絵いきものずかん』が発売に。

ADHDの特性ゆえに、怒られっぱなしだった10年近くの会社員生活に終止符を打ち、アーティストとして世に出るまでの試行錯誤について語ってもらった前編。後編では、それに続き、多くのアーティストが夢とするであろう個人美術館オープンまでの軌跡を語ってもらう。

前編の<ダメ会社員からいきなり大ブレイク…!『リト@葉っぱ切り絵』無名アーティスト時代の意外な「苦悩と葛藤」>はこちら

初作品集の出版をきっかけに、僕の生活は一変した。全国各地からの展覧会のオファーが絶えなくなり、北海道から沖縄まで、さまざまな商業施設やギャラリーで個展を開催させてもらえるようになったのだ。

SNSのフォロワーさんたちやそれ以外の人たちにも、スマホの画面上だけではなく、実際の作品を見てもらえるのは嬉しいことだった。たいていの人は「こんなに小さいの!?」と驚いてくれる。

みなさん僕が手のひらサイズの葉っぱに切り絵をしている、と分かっているはずなのに、実物を見てみると、想定以上に小さいキャンバスに細かい作業をしていることに驚くようだ。

さらには「作品に癒されるので、寝る前に必ずSNSで見てるんです」「朝、起きて最初に見て元気を出してます」と感謝される。ついこの間まで、怒られてばかり、失敗ばかりのサラリーマンだったことを思うと信じられないくらいの変化だ。

会社員時代には、ひとつのことに集中すると他が見えなくなってしまう自分の性質は、「空気が読めない」「不注意だ」「やる気が見えない」という評価になっていた。僕がやったのは、自分がいる場所を変えたことだけ。居場所を変えたら、自分の弱みを強みにすることができたのだ。