投票所でオンライン立ち会い 人口減対応で、全国初 鳥取県江府町長選

AI要約

期日前投票で全国初となる「オンライン立ち会い」が行われた。

オンライン活用により投票所減少の流れを食い止める取り組み。

総務省の通知に基づき、立ち会いの一部オンライン化が容認された。

 任期満了に伴う鳥取県江府町長選(21日投開票)の期日前投票で、全国初となる投票所での「オンライン立ち会い」が19日行われた。

 人口減少や高齢化で立会人の確保が難しくなる中、オンラインの活用で投票所減少の流れを食い止めるのが狙い。

 会場である町防災・情報センターで午前8時半から開始。通常の立会人1人のほか、カメラ機能を備えたモニターを設置し、町役場で2人目の立会人が投票を監視する。

 オンライン立ち会いは、同県の平井伸治知事が2月に導入を表明。6月の智頭町の町長選と町議補選で初めて実施される予定だったが、いずれも無投票だったため、実施が先送りされていた。

 公職選挙法では投票所1カ所につき「2人以上5人以下」の立会人を選任することが定められている。総務省は4月、立ち会いの一部オンライン化を容認する通知を出し、導入する場合は投票所に立会人を最低1人置くことなどを留意点として示した。

 町長選には、3期目を目指す現職と新人の2人が立候補している。