開幕迫るパリ五輪　女子バスケ日本代表　恩塚亨監督の同級生が知られざる過去語る　地元も応援ムード高まる【大分発】

世界的なスポーツの祭典「パリ五輪」の開幕まで2週間余りとなった。バスケットボール女子日本代表の監督を務めているのは大分県中津市出身の恩塚亨さん。地元の大分県中津市でもオリンピックムードが高まる中、恩塚監督の同級生が今回、その知られざる過去を語った。

「チーム一丸となって戦い抜くことができたと思う」6月の国際強化試合で、そう語ったのは中津市出身でバスケットボール女子日本代表AKATSUKI JAPANを率いる恩塚亨監督である。

東京オリンピックで日本バスケット界初となるメダル獲得という快挙を達成したホーバス監督からその大役を引き継いだ。

そんな恩塚監督の活躍をあと押ししようと、地元の中津市では市役所に横断幕が掲げられるなど熱気が高まっている。

その熱気は、市内の中学校でも…

緑ヶ丘中学校バスケ部の選手たちは、女子日本代表の監督が地元・中津市出身ということについて「めっちゃすごいです!」と喜びを見せた。

また「一緒にバスケットしていた同級生がオリンピックの監督かと…日本代表の監督だということで誇りに思う」こう話すのは、恩塚監督の中学校・高校時代の同級生で現在は、緑ヶ丘中学校バスケ部の監督をしている山本和史さんだ。

続けて、恩塚監督について「本当に好きなものはとことんやるという感じだった。中学校のときは、先輩の家とか友達の家に練習が終わったあとでも集まってシュート打ったり、バスケットの話をしたりした思い出がある」「中津市が市役所の上に横断幕を 作っていてそれを撮って、中津市も応援してるよと送ったら、ありがとうと返ってきた」と最近の恩塚監督とのやり取りについても話してくれた。

2023年の11月には、母校の中津南高校でバスケ教室も開催した恩塚監督。

故郷への思いも胸に戦う大先輩の姿は生徒たちにとっても憧れの存在である。

緑ヶ丘中学校バスケ部の鎮西果音選手は「（恩塚監督の）出身校の中津南高で実際にバスケをしたいと思っているのですごく誇りに思う」。

同じくバスケ部の秋山蒼選手は「女子日本代表のように1プレー1プレーを大切にして目標に向かって頑張っていきたい」と恩塚監督率いるバスケットボール女子日本代表に影響を受けている様子だった。

6月の強化試合では、格上のオーストラリア代表（世界ランク3位）に勝利したAKATSUKI・JAPAN（世界ランク9位）。山本和史監督は「本人が体を崩すことなく楽しくオリンピックを迎えて試合頑張ってくれればなと。目標達成できたらなと願っている」と恩塚監督へ応援の言葉を送った。

パリ五輪の舞台では恩塚監督がどんな指揮を執るのか。

地元・中津市からも熱いエールが送られている。

緑ヶ丘中学校バスケ部「がんばれ!日本!」