常連客の電子マネー購入に違和感 コンビニ店員がロマンス詐欺防ぐ

AI要約

SNS(ネット交流サービス)を通じた投資、ロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、千葉県警館山署は3日、セブン―イレブン南房総三芳店(南房総市千代)に感謝状を贈った。

同店のパート従業員が不審に思い、警察に通報して詐欺被害を食い止めた経緯が明らかになった。

被害を防ぐために常に警戒心を持っていた従業員の姿勢が功を奏したとして、署長は感謝状を贈呈した。

常連客の電子マネー購入に違和感 コンビニ店員がロマンス詐欺防ぐ

 SNS(ネット交流サービス)を通じた投資、ロマンス詐欺の被害を未然に防いだとして、千葉県警館山署は3日、セブン―イレブン南房総三芳店(南房総市千代)に感謝状を贈った。

 同署によると、5月13日午後1時ごろ、同店のパート従業員、安田美和子さん(56)が、常連客の女性から電子マネーカードの購入方法を尋ねられた。女性はカードの購入をした経験がなく、不審に思った安田さんは店長の稲田泰貴さん(37)と理由を尋ねた。女性が携帯電話でのメールのやりとりを示し、相手方からカードの購入と番号を教えるよう求められたことを明らかにしたため、詐欺と確信し、110番して被害を食い止めた。

 同署の松本丈史署長から感謝状を受け取った稲田さんは「被害はなかったものの詐欺が疑われるケースに何度か遭遇したことがあり、日ごろから気をつけていた。未然に防げてよかった」と話した。【岩崎信道】