【独自】“洗濯物泥棒”が「許してください」土下座で延々謝罪 10日間張り込んだ住民…67歳男を確保 福岡・飯塚市

AI要約

福岡・飯塚市で他人の家に侵入し洗濯物を盗んでいた男が逮捕された。家の住民は10日間の張り込みの末、男を発見し警察に通報した。

被害者は半年以上も洗濯物が盗まれ続け、異変に気付いたのは2024年2月だった。男は土下座して謝罪したが、現行犯逮捕された。

逮捕された男は67歳の会社員で、以前にも同様の被害があったとされる。家族の執念の追跡が実り警察によって逮捕された。

【独自】“洗濯物泥棒”が「許してください」土下座で延々謝罪 10日間張り込んだ住民…67歳男を確保 福岡・飯塚市

福岡・飯塚市で3日、他人の家に侵入し洗濯物を盗んでいた男が逮捕された。この家の住民は2024年2月から被害に遭っており、10日間張り込みを続けた末に男を発見し、通報。男は土下座して謝罪したが、警察に現行犯逮捕された。

福岡・飯塚市で3日午前3時ごろ、夜の住宅街でストライプの半ズボンを履いた男が確保された。男の正体は、他人の家に侵入し、干してある衣服を盗み取る“洗濯物泥棒”だった。

住民は10日間に及ぶ張り込みの末、ようやく男を発見するという執念の逮捕劇だった。

被害者の住民家族を約半年に渡って、悩ませ続けた“洗濯物ドロボー”。事件が動いたのは3日午前3時頃のことだった。

被害にあった美又さんは、「自分の妻が今年(2024年)2月頃からなので、もう何十枚も盗まれてますね」と話す。

異変に気付いたのは2024年2月で、これまでにもたびたび洗濯物がなくなることがあったという。

そんな中、6月ある動きがあった。

被害にあった美又さんは「2024年6月ごろから、異様に(衣類の)減りが早くなってきた」と振り返る。

6月に入り盗まれる回数が激増したため、住人は庭先にカメラを設置し、さらに寝ずに監視を行ったという。絶対に洗濯物ドロボーを捕まえたい、その一心で毎日明け方まで監視を続けていたという。

そして、張り込みから10日目。

被害にあった美又さんは「今日来ないなと思って寝たんですよ。そしたら自分の母から電話がかかってきて、『来とうばい!』って言って」とその時の様子を話した。

不審な物音に家族が気付き、目撃者は慌てて家の外へと飛び出した。必死に追いかけると、ベージュ色のシャツに、黒のストライプのズボンを穿いた男を発見した。

「許してください、許してください」と、シャツのボタンをイジりながら、平謝りを続ける男に対し、住民が「何回やった」と聞くと、男は「2回です」と答えた。住民が「ウソつけ!」と問いただすと、男は「3回…4回…」とつぶやいた。

すると、男は突然「本当にすみません」と突然の土下座を始め、その後も「許してください、お願いします、お願いします」と謝り続けた。

しかし、平謝りを続けたと思いきや、男はなぜか「衣服を着替えたい」と言い、自宅へ向かった。

そして、着替え終わり家を出ると、待っていた警察官に、洗濯物を盗んだ現行犯で逮捕された。逮捕されたのは、被害者の自宅からほど近くに住む、自称・会社員の阿部力容疑者(67)だ。

洗濯物ドロボーを繰り返したとみられる男は、家族の執念の追跡が実り警察に連行された。

過去にも、この家では同様の被害が起きていたという。阿部容疑者は、警察の調べに容疑を認めているという。

(「イット!」 7月4日放送より)