西山女流三冠が編入試験挑戦 女性初の「棋士」目指す 将棋

AI要約

将棋の西山朋佳女流三冠が勝利し、棋士編入試験の受験資格を得た。

西山女流三冠は女性初の棋士を目指す意向を表明。

棋士編入試験は9月に開始予定で、史上初の女性棋士誕生の可能性がある。

 将棋の西山朋佳女流三冠(29)=白玲・女王・女流王将=は4日、朝日杯1次予選で阿部光瑠七段(29)に勝ち、直近の公式戦成績で棋士編入試験の規定を満たし、受験資格を得た。

 西山女流三冠は「受験させていただこうと思う。受けるからにはできることをしっかりやって挑みたい」と述べ、女性初の棋士を目指す意向を明らかにした。

 女流棋士は、棋士養成機関の「奨励会」を経て四段(プロ入り)になる棋士とは別制度。棋士編入試験は、プロになったばかりの四段5人が試験官となり、月1人のペースで順に対局する。9月に始まる見通しで、西山女流三冠が3勝すれば四段となり、史上初の女性の棋士が誕生する。