母の殺害認める、「面倒もう見られない」…次男供述

AI要約

高知市十津の市営住宅で住人の女性が殺害された事件。容疑者は無職の男で、母親を殺害した動機は父親の死による面倒を見られなくなったため。

男は母親を刺して殺害し、首の後ろに複数の刺し傷や絞められた痕が残る。同居する家族は父親と3人で暮らしていた。

父親が約1か月前に亡くなり、男は親の介護をしていたが、父親の入院後はデイサービス施設に通う母親に付き添っていた。

 高知市十津の市営住宅の一室で住人の女性が殺害された事件で、殺人容疑で送検された女性の次男で無職の男(46)が容疑を認める供述をしていることが、捜査関係者への取材でわかった。「父親が亡くなり、母親の面倒はもう見られない。やるしかないと思った」という趣旨の話をしているといい、高知県警は、犯行に至った動機をさらに調べる。

 発表では、男は6月23日夜~24日未明、同居する母(76)を刺して殺害した疑い。捜査関係者によると、首の後ろなどに複数の刺し傷があり、ひものようなもので絞めた痕も残っていた。

 男は父親、母親と3人で暮らしていたが、父親は約1か月前から入院し、23日に病院で亡くなった。近隣住民によると、父親の入院以降、デイサービス施設に通う母親に付き添う男の姿が見られていたという。