主要メンバー3人公開手配 海外出国、資金洗浄の疑い 大阪府警

AI要約

大阪府警が架空の会社名義の口座を使い、犯罪収益をマネーロンダリングしたグループを摘発。主要メンバー3人を公開手配。

逮捕状を取得した男たちは主要グループメンバーで、海外に逃亡を図ったとみられる。

容疑はペーパーカンパニー設立後に犯罪収益を別の口座に送金し、資金洗浄した疑い。府警は捜査を進める。

 架空の会社名義の口座を作り、犯罪収益をマネーロンダリング(資金洗浄)するグループが摘発された事件で、大阪府警は3日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの容疑で、いずれも住居、職業不詳の石川宗太郎容疑者(35)ら主要メンバー3人を公開手配した。

 5月17日付で逮捕状を取得していた。

 他に手配されたのは、山田浩輔(39)、池田隆雅(38)両容疑者。3人は同グループの中心的な役割を担っていたが、1~4月に海外に出国したとみられる。

 逮捕状の容疑は2021年11月~23年6月、ペーパーカンパニー設立後に口座を開設し、詐欺などで得た210万円を含む約560万円を別の口座に送金し、資金洗浄した疑い。

 府警は5月と6月、詐欺などで得た犯罪収益や、違法マージャンサイトの賭け金を資金洗浄したなどとして13人を2度逮捕。大阪地検は3日、主要メンバーの藤井亮平容疑者(41)ら3人を組織犯罪処罰法違反罪などで起訴し、残り10人については処分保留とした。府警は同日、藤井容疑者ら8人を再逮捕し、さらに実態解明を進める。

 情報提供は府警生活経済課06(6943)1234まで。