ケニアの反増税デモの死者、少なくとも23人に 議会に突入し治安部隊が発砲

AI要約

ケニアで増税法案に反対するデモが広がり、少なくとも23人が死亡、30人以上が負傷したと報告された。

首都ナイロビでは若者が議会に侵入し、治安当局が発砲する事件も発生。

ルト大統領は増税法案に署名しない意向を示し、国内の経済情勢が混迷する状況が続いている。

アフリカ東部のケニアで増税法案に反対するデモが各地に広がり、地元医師会は26日、デモ参加者の少なくとも23人が死亡、30人以上が負傷したと明らかにした。ロイター通信が報じた。25日には首都ナイロビで暴徒化した若者が議会に突入し、治安当局が発砲した。ルト大統領は26日、議会で可決された増税法案に署名しない考えを示した。ケニアでは市民が物価高騰にあえぐ一方、国際通貨基金(IMF)などが財政改善を求めている。(中東支局)