脱税告発、101件 総額は89億円、23年度 国税庁

AI要約

全国の国税局が2023年度に刑事告発した脱税事件は101件で、総額は約89億円。調査件数は154件で、告発に至ったのは151件。

消費税の不正還付事案などにも取り組み、一審判決が出た脱税事件は83件で、全てに有罪判決が下された。

実刑判決は9人だった。

 全国の国税局が強制調査(査察)し、2023年度に刑事告発した脱税事件が101件(前年度比2件減)だったことが21日、国税庁のまとめで判明した。

 脱税総額は約89億円に上った。

 国税庁によると、調査に着手した件数は154件(同9件増)。告発に至らなかった分も含めた処理件数は151件(同12件増)だった。消費税の不正還付事案などに積極的に取り組んだという。

 脱税事件を巡り、23年度中に一審判決が出たのは83件で、全てに有罪が言い渡され、実刑判決は9人だった。