子どもない女性割合、日本が最高 OECD加盟国で

AI要約

1975年生まれの女性のうち日本の子どものいない割合が28%に上昇し、OECD加盟国で最も高いことが明らかになった。

日本の次に子どものいない割合が高かったのはスペイン、そしてイタリアであった。一方、中国は約5%にとどまっている。

各国の生涯に産む子どもの推定人数である合計特殊出生率は、80年以降ほぼ全ての国で低下しており、韓国が最も低い数字を示している。

 日本や欧米諸国が加盟するOECDは20日、各国の出生動向を分析したリポートを発表した。1975年生まれの女性のうち日本は子どもがいない割合が28%に上り、比較可能なOECD加盟国の中で最も高かった。55年生まれの女性の12%から急増した。OECDは仕事と家庭の両立支援や住宅確保、若者雇用など多面的な政策の必要性を訴えている。

 日本の次に割合が高かったのはスペイン、次いでイタリア。一方、加盟国ではないが中国は約5%にとどまる。

 女性1人が生涯に産む子どもの推定人数「合計特殊出生率」は、80年に比べるとほぼ全ての加盟国で低下しており、直近では最も低いのは韓国で、唯一の1未満だった。