【速報】横浜市・旧大口病院の患者点滴殺人事件 元看護師の久保木愛弓被告(37)に2審も無期懲役 東京高裁が判決

AI要約

2016年、元看護師が高齢の入院患者3人を殺害した事件の控訴審が結審し、久保木愛弓被告は無期懲役とされた。

久保木被告は入院患者の点滴に消毒液を混入し、3人を殺害した罪に問われており、1審では責任能力を認めつつ、無期懲役の判決が下された。

検察と弁護側が控訴し、量刑を巡って意見が分かれたが、東京高裁は1審判決を支持し、再び無期懲役とした。

【速報】横浜市・旧大口病院の患者点滴殺人事件 元看護師の久保木愛弓被告(37)に2審も無期懲役 東京高裁が判決

2016年、神奈川県横浜市の旧大口病院で高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混入し殺害した罪などに問われた元看護師・久保木愛弓被告(37)の控訴審で、東京高裁は19日、1審判決を支持し久保木被告を無期懲役としました。

横浜市の旧大口病院の元看護師・久保木愛弓被告(37)は、2016年9月、入院患者の興津朝江さん(78)、西川惣蔵さん(88)、八巻信雄さん(88)の点滴に消毒液を混入し殺害した罪などに問われています。

1審の横浜地裁は2021年、争点となっていた久保木被告の責任能力について「完全に認められる」とした一方、量刑については、久保木被告に自閉スペクトラム症の特性があることなどを考慮した上で、「自己の犯した犯罪の重大性を痛感し、被害者や遺族らに対し 謝罪の言葉を述べている」「死刑を選択することには躊躇を感じざるを得ない」として無期懲役を言い渡していました。

この判決を不服として検察側と弁護側の双方が控訴し、検察側は「被害者が3名にのぼり死刑もって臨むしかないことが明らか」として量刑不当を主張した一方、弁護側は死刑は回避すべきと主張していましたが、東京高裁はきょうの判決で、1審判決を支持し久保木被告を再び無期懲役としました。