野生ライオンがいるマリのサバンナで車が壊れて立ち往生…海外旅行マニアの世界史講師が死を覚悟した“断トツにヤバかったツートップ”

AI要約

佐藤幸夫氏は30年にも及ぶ世界一周旅行マニアで、102カ国を訪れた経験を持つ。特に印象深いのは2007年のマリ共和国旅行で、トンブクトゥの世界遺産を訪れた際に車が故障し、サバンナで立ち往生するという遭遇をしたエピソード。

アフリカのマリ共和国での体験や世界一周旅行中に訪れた珍しい国々について、佐藤氏は興味深いエピソードを語っている。

佐藤氏の世界旅行の中での波乱万丈な体験や、世界遺産を訪れた際の貴重な思い出など、多くの話題に溢れた世界を巡る旅の魅力が伝わってくる。

野生ライオンがいるマリのサバンナで車が壊れて立ち往生…海外旅行マニアの世界史講師が死を覚悟した“断トツにヤバかったツートップ”

〈「『元生徒』とつきあうのはあるあるで…」教え子2人との離婚を経て3度目は22歳差婚 カリスマ予備校講師の波乱万丈すぎる結婚生活〉 から続く

 代ゼミ世界史講師・佐藤幸夫氏のプロフィールには“世界一周は19周め、訪問国は102カ国、訪れた世界遺産は300カ所超”とある。「コロナ禍になるまで30年弱、毎年海外を巡っていた」という佐藤氏が語る、忘れられない特別な2つの国とは。(全4本の3本目/ 4本目 を読む)

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──佐藤さんは世界旅マニアだとか。

佐藤 そうなんです。僕には「世界史の教科書に載った場所すべてを訪れたい」という夢があって、1992年からコロナ禍の2020年まで、毎年2~3月は海外巡りをしていました。

──海外巡りを約30年ですか。訪れた国はすごい数になりそうですね。

佐藤 今までに行った国は、珍しい国として北朝鮮やシリア、ジンバブエなどを含めて102カ国。世界一周は19周めに入ったところでコロナが拡大して、スペインから途中帰国したんです。

──佐藤さんにとって一番印象が強いのは、どの旅ですか?

佐藤 忘れられないのは、アフリカのマリ共和国。今は退避勧告地域になりましたが、僕は2007年にひとり旅で行きました。マリには、かつて黄金郷として栄えた「トンブクトゥ」という遺跡があるんです。ここが世界遺産なので、どうしても行きたくて。

──ひとり旅で。

佐藤 ええ。海外ではレンタカーで旅することが多いので、マリの旅もレンタカーのつもりでいたんですが、この国はドライバー付きで車を借りるシステムしかなくて。泣く泣く、英語が話せるドライバーを希望して、ランドクルーザーを借りました。それでトンブクトゥには無事に行けたんですが、帰りにサバンナのど真ん中で、車が突然壊れたんです。

──サバンナで立ち往生?

佐藤 はい。しかも、野生のライオンやハイエナがいる地域なんですよ。

──それはまずいですね。