度重なる叱責に「恐怖」 通報の男性訴え、都柔連

AI要約

東京都柔道連盟(都柔連)の事務局長が専務理事から受けたパワハラ疑惑について、度重なる叱責により恐怖を感じたと全柔連に通報。

専務理事が業務中に男性を叱責し、公的な資料提出を宿題と呼んだことが問題となり、男性は適切でない対応だったと主張。

全柔連のヒアリング後、専務理事が男性を私的な問題であるとして叱ったことも報告されている。

 東京都柔道連盟(都柔連)の事務局長だった男性が、専務理事から受けたというパワハラ疑惑。男性は度重なる叱責などで「大変な恐怖を覚えた」と全日本柔道連盟(全柔連)側に通報していた。全柔連によるヒアリングを業務時間内に受けたこともとがめられたといい、識者からは「通報者には調査に協力する義務があり、嫌がらせはあってはならない」との指摘も出ている。

 「あ? 何なんだ?」。関係者によると専務理事は4月、作成を指示していた書類を男性が提出する際に「宿題」と発言したことに激高。「宿題じゃないよ、業務だよ。ふざけてんのか」「よく事務局長だって名乗ってんなあ」と、他の職員もいる前で声を荒らげた。

 男性は退職届への署名を求められた際のやりとりについても、「まるで犯人の取り調べのようだった」「どう喝され人権を無視した対応だった」としている。

 また4月の全柔連によるヒアリング終了後、専務理事は男性に「それは私的なことでしょ」「休憩時間に行きなさいよ」と叱ったという。