今年最多“真夏日”400地点超…熱中症で1人死亡 沖縄では“100年ぶりの大雨”
日本各地で猛暑日となり、京都や群馬では35℃以上の気温が観測されました。熱中症の患者も相次いでおり、暑さが深刻化しています。
梅雨末期の沖縄では激しい雨が降り、異例の天候に地元の人々が驚いています。雨の降り方が従来と異なることが指摘されています。
東京都心では一番暑い日となり、気温は急上昇しました。異常気象が続く中、各地の人々が暑さに対処しています。
まだ6月中旬ですが、今年最多の16地点で35℃以上の猛暑日となるなど、14日は全国的に暑い一日でした。大分では熱中症で1人が亡くなっています。一方、14日も激しい雨に見舞われたのが梅雨末期の沖縄です。地元からは「これまでと雨の降り方が違う」という声が上がっています。
14日、日本で一番暑かった京都。最高気温は35.9℃まで上がり、今年初の猛暑日となりました。
女性
「めっちゃ暑いです。まじで7月。夏すぎますね(Q.午前中で30℃超えているが)焦げる」
この暑さに、川で涼む人たちが…。
男性
「大学からちょっと外に出ただけでもすごく汗かいて。自転車に乗っていて汗かくことはあるが、きょうはちょっとやばいなと」
カップル
「来たことは何回もあるが(川に)足をつけるのは初めて」
京都市の消防によると、熱中症の疑いで搬送された人は11人。全員が軽症だということです。
関東全域でも朝から強い日差しが照り付けました。14日、関東で一番暑かったのは群馬県桐生市。最高気温35.7℃を観測しました。
女性
「特別暑いですね。すごく蒸し暑いですね。なかなか梅雨にならないから。ここまで暑いと梅雨になってほしい」
群馬では各地で軒並み猛暑日となりました。
母親
「いつもは昼ごろからクーラーをつけているが、きのうの夜からクーラーつけっぱなしにして過ごしていた」
「梅雨に入っていないのに夏ですね。(Q.この時間の気温はどう)全然下がらなくて暑いです」
東京都心でも今年一番の暑さとなりました。午前4時過ぎには19.5℃でしたが、日が昇るにつれ、どんどん気温は上がり、31.7℃まで上がりました。
都心よりも暑い、33.2℃となった練馬区。区内にある川原製粉所では、石窯で麦茶用の大麦を焙煎しています。釜の温度は300℃。
川原製粉所 川原渉社長
「例年だと梅雨明けに注文が集中している。ここ数年は梅雨入り前に真夏日になることが結構多いので、梅雨前に(注文の)一つのピークがあって、梅雨が明けてからもう一つのピークが来る」
作業場の温度は44℃まで上がりました。こまめな水分補給は欠かせません。
川原製粉所 川原渉社長
「真夏の一番暑い時は50℃を超える。体感的には非常に暑い。本格的な夏はこれからだという感覚」