ディズニーは違う意味で“夢の国”になった?「入口ゲートを越えた瞬間、みんなスマホばっかり見ている」「家族4人バケパ利用で40万円は高すぎ」…懸念の声は人気ゆえ? オリエンタルランドに聞いた

AI要約

「ファンタジースプリングス、オープン!」

着工から5年かけて誕生した、東京ディズニーシー8番目のエリア「ファンタジースプリングス」。4つの新アトラクションが導入され、日々大勢のゲストでにぎわっている。

せっかく行くなら、思う存分楽しみたい。東京ディズニーリゾートのホームページを見てみると、「パークガイド」として「パークを楽しむための基本ステップ」が掲載されている。

専用アプリをダウンロードすれば、「アトラクションの待ち時間短縮」や「ショー観覧の抽選」などが、手元のスマホで行える。

ディズニーは違う意味で“夢の国”になった?「入口ゲートを越えた瞬間、みんなスマホばっかり見ている」「家族4人バケパ利用で40万円は高すぎ」…懸念の声は人気ゆえ? オリエンタルランドに聞いた

 「ファンタジースプリングス、オープン!」

 着工から5年かけて誕生した、東京ディズニーシー8番目のエリア「ファンタジースプリングス」。4つの新アトラクションが導入され、日々大勢のゲストでにぎわっている。

 せっかく行くなら、思う存分楽しみたい。東京ディズニーリゾートのホームページを見てみると、「パークガイド」として「パークを楽しむための基本ステップ」が掲載されている。

 前日までの準備として「レストランや優先案内の事前予約」や「アプリをダウンロードする」とある。そして入園後には「アプリのサービスを効率的・計画的にご利用されることをおすすめします」と書かれている。

 専用アプリをダウンロードすれば、「アトラクションの待ち時間短縮」や「ショー観覧の抽選」などが、手元のスマホで行える。

 SNS上では、「アプリで完結する分、歩いて発券機回っていた頃より便利になってる」「アプリで列短縮できたり、ごはん頼めたり、めっちゃ便利だった」と、時間を効率的に使えると喜ぶ声が上がる一方でこんな声も…

 「入口ゲートを越えた瞬間、みんなスマホばっかり見ている」「スマホの充電を気にし続けなきゃいけない…」「夢の国で頭フル回転させながらスマホとにらめっこするの、没入感なくて嫌!」

 いったいなぜ、こんなにもスマホを活用することが求められるのか。運営会社のオリエンタルランドはこう説明する。

 「来場するゲストのほとんどがスマホを持っているため、アプリを使って効率よく楽しめるようサービスを提供している」

 では、スマホを使えない人はどうしたらいいのか?

 「スタッフに声をかけていただければ、チケットの二次元コードを使ってショーの抽選やアトラクションのパスを取得できる環境を整えている」(オリエンタルランド)

 つまりアプリを使えば手元で「待ち時間短縮」の手続きができるが、スマホを使えない場合は対象の施設やアトラクションまで足を運ぶ必要がある。それでもアプリ利用者と同じサービスを受けられる。

 基本的に両者に差が生じないよう配慮されている一方、紙のマップはすでに園内での配布を中止している。園内マップを見たい場合はスマホを使うしかなく、スマホがない人は園内のキャストか案内所に目的地までの行き方を訪ねる必要がある。

 「アプリなどを使える方には皆様に快適に楽しくパークを過ごしていただけるようにしつつも、そうでない方も含め、すべてのゲストに不平等性がない体制を引き続きとってまいります」(オリエンタルランド)