ホストクラブ「売掛金」抱えた女性客に中洲の性風俗店をあっせんした疑い…元ホストの男ら逮捕

AI要約

福岡市・中洲の性風俗店にツケ払いの「売掛金」を抱えた女性客をあっせんした7人が逮捕された。

男性らは売掛金を抱えた女性客に対し、別の性風俗店の仕事を紹介し、店舗型性風俗店経営者は売春の場所を提供した疑いが持たれている。

警察庁は同様の問題が各地で相次いでいることから取り締まり強化を指示し、供述によると売掛金の返済のために女性客を売春させることが一般的だったという。

 福岡市・中洲の性風俗店にツケ払いの「売掛金」を抱えた女性客をあっせんしたなどとして、福岡県警博多署は10日、大阪市の当時ホストの男(26)ら7人(25~57歳)を職業安定法違反(有害業務への職業紹介)などの疑いで逮捕したと発表した。

 発表によると、男や住居不定、芸能事務所従業員の被告(25)(起訴済み)ら3人は2022年8月、男が働いていた大阪市のホストクラブに約16万5000円の売掛金を抱えていた女性客(当時20歳代)に対し、中洲の店舗型性風俗店の仕事を紹介した疑い。同店経営者ら4人はこの女性客らに売春の場所を提供するなどした疑い。被告以外の6人は有罪判決や罰金の略式命令を受けた。

 警察庁は昨年11月、各地のホストクラブで同様の問題が相次いでいるとして全国の警察に取り締まり強化を指示していた。当時ホストの男は「ホストクラブ業界では、売掛金の返済のために女性客を売春させるのが当たり前になっていた」と供述したという。