事件の直近3回も自宅で面接か 保護司殺害、保護観察中の男を送検

AI要約

保護司の新庄博志さんが殺害された事件で、犯人の飯塚紘平容疑者との面接が事件前に少なくとも3回行われていたことが判明。

飯塚容疑者は新庄さんによって立ち直り支援されてきた過去があり、事件当日にも面接が予定されていた。

新庄さん宅と飯塚容疑者の自宅は800メートルほど離れており、保護司としての面接は月2回のペースで行われていた。

事件の直近3回も自宅で面接か 保護司殺害、保護観察中の男を送検

 大津市の保護司、新庄博志さん(60)が殺害された事件で、新庄さんは事件前に少なくとも計3回、保護観察中だった飯塚紘平容疑者(35)=殺人容疑で逮捕=と自宅で面接していたことが滋賀県警への取材でわかった。新庄さんが死亡したと推定される5月24日にも、飯塚容疑者との面接が予定されていたという。

 県警は10日、飯塚容疑者を殺人容疑で大津地検に送検した。8日の逮捕時は「私はやっていませんし、何も答えたくありません」と容疑を否認したという。

 大津保護観察所によると、飯塚容疑者は6年前の事件で保護観察付きの有罪判決を受け、2019年7月に担当の保護司となった新庄さんが立ち直りを支援してきた。

 新庄さん宅と飯塚容疑者の自宅は、直線で約800メートルの距離。保護司は月2回のペースでの面接が一般的で、新庄さんは自宅で会うことが多かったという。