悪質ホスト検挙22人 今年1~4月 経営者は2件、厚労委で警察庁

AI要約

高額な売掛金を背負わされた女性客が売春や風俗店勤務を強要される問題で、今年1~4月に22人のホストが検挙されていたことがわかった。

悪質なホストクラブの経営者も捕まり、警察が厳重に摘発を行っているが、全容把握は進んでいない。

宮城県警や警視庁など、様々な地域で女性客を風俗店にあっせんしたり、未成年者を巻き込んだ違法行為が行われるという深刻な問題が指摘されている。

悪質ホスト検挙22人 今年1~4月 経営者は2件、厚労委で警察庁

 悪質なホストクラブで高額な売掛金(ツケ)を背負わされた女性客が、売春や風俗店勤務を強要される事例が相次いでいる問題で、今年1~4月に22人のホストが検挙されていたことが5日わかった。このうち経営者の検挙が2件だった。

 この日の衆院厚生労働委員会で、立憲民主党の早稲田夕季氏の質問に警察庁が答えた。

 警察庁は、女性客を風俗店にあっせんしたとして、職業安定法違反の疑いで店長を今年2月に逮捕した宮城県警の事案を例示。警視庁も4月、18歳未満であることを知りながら女性客を店内に立ち入らせ、酒類を提供したとして、経営者を検挙していた。ただ、経営者の検挙事案について「網羅的に把握しているわけではない」と説明した。