長期金利が一時1.065%に上昇、12年半ぶりの高水準に

AI要約

29日午前の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが前日より0.030%幅高い、1.065%を記録。

この上昇は、前日の米ニューヨーク債券市場での長期金利の上昇が影響し、FRB高官の利下げに消極的な発言が波及したため。

利回りは2011年12月以来のおよそ12年半ぶりの高水準となり、市場に影響を与えている。

長期金利が一時1.065%に上昇、12年半ぶりの高水準に

 29日午前の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが上昇(債券価格は下落)し、一時、前日より0・030%幅高い、1・065%をつけた。2011年12月以来、およそ12年半ぶりの高水準となる。

 前日の米ニューヨーク債券市場で、長期金利が4・5%台まで上昇したことが波及した。米国の中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言が、利下げに消極的と受け止められた。