米ターゲット、2-4月既存店売上高は4四半期連続の減少-株価下落

AI要約

米ターゲットの2-4月決算で、既存店売上高が4四半期連続で減少。オンライン販売は伸びるも実店舗売上は減少。株価は一時8.7%下落。

調整後1株当たり利益は予想を下回ったが、アナリスト予想平均は考慮した上で業績見通しを維持。

消費者の裁量的支出が圧迫され続け、短期的な成長見通しは慎重。

(ブルームバーグ): ディスカウントストアを展開する米ターゲットの2-4月(第1四半期)決算で、既存店売上高は4四半期連続で減少した。同社は向こう数カ月の裁量的支出について引き続き慎重な見方を示した。

22日の発表資料によると、既存店売上高は前年同期比3.7%減少で、市場予想とほぼ同じだった。オンライン販売が落ち込みを和らげたが、実店舗の既存店売上高は客足の減少で予想に届かなかった。

ターゲット株は同日の通常取引開始前の取引で一時8.7%下落した。

調整後1株当たり利益は2.03ドルと、予想を若干下回った。1株利益が予想を下回ったのは、ここ数四半期で初めて。

同社チーフ・グロース・オフィサーのクリスティーナ・ヘニントン氏は「短期的な成長見通しに慎重なままだ」と、記者団に説明。消費者の裁量的支出は、短期的に引き続き圧迫される公算が大きいと述べた。

5-7月(第2四半期)の既存店売上高については、横ばいから2%増の範囲を予想していると発表。調整後1株利益については1.95-2.35ドルの範囲との見通しを示した。アナリスト予想平均は2.19ドル。通期の業績見通しは据え置いた。

原題:Target Sales Decline as Discretionary Spending Remains Tepid (2)(抜粋)

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