「このクラスのホテル少ない」西鉄がバンコクに新ホテル開業 ターゲットは出張客、連泊も対応

AI要約

西日本鉄道がバンコクに2店目のホテル「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」をオープン

日系企業が進出するシーロム地区に位置し、出張者や観光客をターゲットに

朝食には和洋食や博多の名物料理を提供、1泊1万5000円前後からの宿泊料

「このクラスのホテル少ない」西鉄がバンコクに新ホテル開業 ターゲットは出張客、連泊も対応

 【バンコク稲田二郎】西日本鉄道(福岡市)は9日、タイの首都バンコクに「西鉄ホテル クルーム バンコク シーロム」をオープンした。バンコクへのホテル出店は「ソラリア西鉄ホテルバンコク」に続き2店目で、クルームブランドでは初の海外店舗となる。

 新ホテルは、多くの日系企業が進出するシーロム地区にあり、主なターゲットは日本からの出張者。地下鉄など交通の利便性が高く、観光客の利用も見込む。

 地上8階、地下1階建てで、客室はダブルとツインをメインに172室。キッチンや洗濯乾燥機を備えた客室もあり、中長期の連泊にも対応する。こだわったのは朝食で、和洋食に加え、タイ料理や豚骨ラーメンなど博多の名物料理をビュッフェ形式で楽しめる。

 1室の宿泊料は1泊1万5000円前後から。ソラリアホテルよりカジュアルで、住み分けを図り客層を広げる。総投資額は約30億円。

 開業のテープカットをしたNNRホテルズ・タイの長崎精治社長は「近隣に高級ホテルなどはあるが、このクラスのホテルは少なく、需要はある」と手応えを語り「日本、世界のお客さまから愛されるホテルを目指す」と力を込めた。