トレンドマイクロ、事業売却を模索-ロイター

AI要約

サイバーセキュリティー企業のトレンドマイクロは、買い手候補から関心を集めており、事業売却を模索していると報じられている。

時価総額は約65億ドルで規模は比較的小さいが、プライベートエクイティー投資会社などが買い手候補に挙がっている。

株価の変動や円安進行などが事業売却の要因とされており、アメリカ市場では報道後にトレンドマイクロの株価が上昇した。

(ブルームバーグ): サイバーセキュリティー企業のトレンドマイクロは、買い手候補から関心を集めており、事業売却を模索していると、ロイター通信が報じた。

ロイターによると、トレンドマイクロの株価が下落したことや円安進行で同社の魅力が増す中で、事業買収・売却の検討が始まった。協議について知る複数の関係者を引用しているが、関係者の氏名は明らかにしていない。

買い手候補にはプライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社が含まれ、トレンドマイクロはアドバイザーと連携しているという。

トレンドマイクロは1988年創業。時価総額は約65億ドル(約9570億円)となお比較的、規模は小さい。

東京株式市場で同社の株価は年初来11%下落している。米国預託証券(ADR)はこの報道後に一時、前日比11%上昇した。

ロイターによると、トレンドマイクロはコメント要請に応じなかった。

原題:Trend Micro Exploring a Sale Amid Buyer Interest, Reuters Says(抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.