〔米株式〕NYダウ反発、280ドル高=ナスダックも高い(6日午前)

AI要約

ニューヨーク株式市場は前日の急落の反動で反発。ダウ工業株30種平均は高い買い戻しの動きを見せる。

世界的な株安連鎖に歯止めがかかり、東京株式相場も幅広い銘柄に買い戻しが入り大幅上昇。

個別銘柄では、キャタピラーなど複数の企業がプラス成績を収めている。

 【ニューヨーク時事】6日午前のニューヨーク株式市場は、前日に急落した反動で買い戻しが強まり、反発している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は午前10時現在、前日終値比280.90ドル高の3万8984.17ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は88.31ポイント高の1万6288.39。

 6日の東京株式相場では、日経平均株価が5日に市場最大の下落幅を記録した反動から幅広い銘柄に買い戻しが入り、大幅上昇した。アジア、欧州株などの一部は依然として不安定ではあるものの、世界的な株安連鎖にひとまず歯止めがかかったことで、前日に売り込まれた金融やハイテク銘柄を中心に米株にも買い戻しが入っている。

 個別銘柄では、キャタピラーが小幅高。6日発表した2024年4~6月期決算では、1株当たり利益が市場予想を上回ったことが好感された。売上高は予想と一致した。インテル、マイクロソフト、シスコシステムズ、セールスフォースなどのハイテク関連銘柄の一角にも買いが入っている。ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェースなどの金融銘柄も小幅に上昇している。ダウ30種構成銘柄以外では、エヌビディアが小幅高となっている。