「LINEMOベストプラン」登場で考えたい、月10GBのデータ通信でお得なのは?

AI要約

ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOが2024年7月下旬に新料金プラン「LINEMOベストプラン」を提供開始。

新プランでは使ったデータ量に応じて料金が変化し、通話料や通信速度にも変更がある。

新プランは楽天モバイルやahamoを意識した内容で、10GB以下の場合はLINEMOが若干安価に利用可能。

「LINEMOベストプラン」登場で考えたい、月10GBのデータ通信でお得なのは?

ソフトバンクのオンライン専用ブランドLINEMOが2024年7月下旬、新料金プラン「LINEMOベストプラン」の提供を開始します。これまでのLINEMOは3GBと20GBという2つのデータ容量から選ぶ仕組みでしたが、新プランでは使ったデータ量に応じて料金が変化するシステムへと変更になりました。

本記事では、LINEMOの新プランを細かく解説するとともに、「データ容量月10GB」にスポットをあてて、他社プランとの比較をしていきます。

はじめに、LINEMOの新プランはどこが変わったのか、新旧を比較しながら見ていきましょう。

LINEMOの旧プラン

LINEMOの旧プランは月間3GBの「ミニプラン」と、月間20GBの「スマホプラン」という2つで構成されていました。月間データ量に加えて、規定のデータ量を超えた際の通信速度にも違いが見られることが特徴です。

LINEMOの新プラン

わかりやすくシンプルだった旧プランと比較すると、新プランは少々複雑な仕組みです。

これまでと同様に2プラン構成ですが、使用したデータ容量に応じて料金が変わるように変更されました。その結果、旧プランよりも幅広いニーズに応えるものとなっており「3GB超~10GB」および「20GB超~30GB」が新たな選択肢として加わった形になっています。

また、通話料に大きな変更があったことも特徴のひとつ。旧プランの通話料は一律に「22円/30秒」でしたが、新プランのうち「LINEMOベストプランV」には、1回5分までの国内通話無料が含まれています。

さらに、容量超過時の通信速度にも変更が加わっています。旧プランではミニプランが300kbps、スマホプランが1Mbpsで統一されていましたが、新プランでは速度制限がより厳しくなるように変更されました。

新しい料金プランは、楽天モバイルとahamoを強く意識したものになったと言えます。

まず、段階的に料金が変動する仕組みは、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」と似ています。毎月多くのデータ通信をする場合は楽天モバイルのほうがお得ですが、10GB以下の場合、LINEMOのほうが若干安価に利用することができます。

そして、LINEMOベストプランVの「20GBまで:2970円、1回5分以内の国内通話が無料」というサービス内容は、ahamoとまったく同じものとなっています。