37年半ぶりの円安に神田財務官「深刻な懸念」

AI要約

円相場が約37年半ぶりの円安水準となり、財務省の神田財務官が市場を強く牽制しました。

神田財務官は急速な円安の進行に深刻な懸念を示し、市場の動向を注視していると述べました。

投機的な要因による最近の円相場の変動に対して、必要に応じて為替介入を行う姿勢を明確にしています。

37年半ぶりの円安に神田財務官「深刻な懸念」

円相場が約37年半ぶりの円安水準となったことを受け、財務省の神田財務官は「深刻な懸念を有している」と市場を強く牽制(けんせい)しました。

神田財務官

「最近の急速な円安の進行に関しては深刻な懸念を有してまして、高い警戒感を持って市場の動向を注視しております」

 神田財務官は1カ月で5円ほど円安が進んだ最近の円相場について、「足元の動きは急激である」との見方を示しました。

 さらに、最近の変動は投機によるものだと多くの人が見ているとしたうえで、為替介入を念頭に「必要な場合にはしっかりした対応を取る」と改めて強調しました。