〔東京株式〕一段高=幅広い業種に買い(25日後場寄り付き)

AI要約

後場の日経平均株価は大幅高で始まり、買いが広がっている。東証株価指数(TOPIX)も上昇し、半導体株から他の銘柄に資金が流れた。配当金の再投資期待もプラス要因となった。

値上がり銘柄が89%で、売買代金は1兆8955億円。業種別株価指数では銀行業や保険業などが上昇しており、スタンダードTOP20も続伸。グロース250も大幅上昇している。

しかし、日経平均は幅広い銘柄の買いにもかかわらず、半導体株の下落で上げ幅が制限された状況。TOPIXは強い値動きを見せている。

 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比305円92銭高の3万9110円57銭で始まるなど一段高。前場終盤の好地合いを引き継ぎ、幅広い業種に買いが入っている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比196円74銭高の3万9001円39銭と上昇した。東証株価指数(TOPIX)は39.40ポイント高の2779.59。半導体株に集中していた資金がその他の銘柄に向かい、幅広く買われた。配当金の再投資への期待も買いを後押しした。

 89%の銘柄が値上がりし、10%が値下がりした。出来高は7億3727万株、売買代金は1兆8955億円。

 業種別株価指数(33業種)は銀行業、保険業、証券・商品先物取引業が上昇率上位。下落はパルプ・紙のみ。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は続伸。出来高は2億5926万株。

 【グロース】グロース250は大幅上昇。グロースCoreは堅調。

 (10時00分)日経平均株価は小幅高でもみ合っている。引き続き幅広い銘柄が買われているが、日経平均は「寄与度の大きい半導体株の一角の下落が重しになっている」(大手証券)ため、上げ幅が広がらない。一方、東証株価指数(TOPIX)は一時1%上昇するなど、日経平均に比べて強い値動きになっている。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比29円25銭高の3万8833円90銭と小幅に上昇して始まった。為替の円安が輸出株中心に追い風になっているほか、米市場の物色を映して景気敏感業種にも買いが入っている。