〔米株式〕NYダウ5日続伸、260ドル高=金融銘柄に買い(24日)☆差替

AI要約

ニューヨーク株式市場は、ハイテク株は売られる一方で金融やエネルギー株に買いが入り、5日続伸した。

ダウ工業株30種平均は260.88ドル高で終了し、ナスダック総合指数は192.54ポイント安で引けた。

前営業日比26億1170万株減の9億9160万株の出来高や、米連邦準備制度理事会高官の発言があり、市場では27日の候補者テレビ討論会や28日の個人消費支出物価指数が注目されている。

 【ニューヨーク時事】週明け24日のニューヨーク株式相場は、ハイテク株が売られる一方で金融やエネルギー株などに買いが入り、5営業日続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比260.88ドル高の3万9411.21ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は192.54ポイント安の1万7496.82で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比26億1170万株減の9億9160万株。

 この日は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言はあったものの、極めて重要な米主要経済指標の発表はなく、手掛かりが限られた。ダウ平均は前週の上昇基調を引き継ぎ、取引序盤から買いが先行。幅広い業界の銘柄に買いが入り、上げ幅は一時、400ドルを超えた。

 一方、生成AI(人工知能)ブームをけん引し、時価総額で先週一時、世界首位に立った米半導体大手エヌビディアがこの日も下落。ハイテク株が総じて売られたものの、ダウは堅調な値動きを維持した。続落したエヌビディアの株価に関しては「短期的な調整ではないか」(日系証券)との指摘が聞かれた。

 市場では、27日に行われるバイデン大統領とトランプ前大統領による候補者テレビ討論会、米利下げを占う上で28日に発表される個人消費支出(PCE)物価指数が待たれている。

 ダウ銘柄では、アムジェンが3.2%高。ゴールドマン・サックスが2.7%高。原油高を受けて石油大手シェブロンが2.6%高。

 一方、セールスフォースは2.1%安。アマゾン・ドット・コムは1.9%安。インテルは1.7%安。