損保ジャパン、199社の従業員向け保険でも不適切行為 他社と調整
AI要約
大手損害保険会社によるカルテル問題にからみ、損害保険ジャパンが14日に企業・団体向けの団体扱い保険で他社と保険料を調整していたことを認めた。
調査委員会の報告書によると、計199社で不適切な行為が行われていたことが明らかになった。
大手損保4社のうち、損害保険ジャパンが初めて従業員向けの保険で不適切な行為を公表した。
大手損害保険会社によるカルテル問題にからみ、損害保険ジャパンは14日、企業・団体の従業員向けの団体扱（あつかい）保険でも他社と保険料を調整していたことを認めた。調査委員会による同日の報告書で、計199社で不適切な行為をしていたことを明らかにした。
この問題は朝日新聞が5月に報じ、鈴木俊一金融相がその後の会見で「実態把握を進めている」と明らかにしていた。大手損保4社のうち、従業員向けの保険で不適切な行為を公表したのは同社が初めて。
報告書によると、各社は企業・団体の同意を得ず、契約数に応じて保険料を下げる「大口団体割引」の割引率について情報交換していた。
