5年前のマネックスGに約4万円投資したら今いくら…コインチェック事件はすでに過去の出来事「暗号資産は新たな時代を迎えた」

AI要約

2023年からビットコインの価格が上昇している。しかしコインチェック事件以降、国内の暗号資産に対する熱は冷めている状態だ。

2024年に入り暗号資産は新たな時代を迎えたと言える状態で、ビットコインの価格も上昇を続けている。

マネックスGの株価は、コインチェックを傘下に入れた後一定のパフォーマンスを示している。

5年前のマネックスGに約4万円投資したら今いくら…コインチェック事件はすでに過去の出来事「暗号資産は新たな時代を迎えた」

 2023年からビットコインの価格が上昇している。しかしコインチェック事件以降、国内の暗号資産に対する熱は冷めている状態だ。その中で、国内暗号資産関連銘柄に投資したらどうなっていたのだろうか?ビットコインなどに直接投資できる中で、あえて暗号資産関連銘柄に投資する場合の勘所を探ってみよう。みんかぶプレミアム特集「最強株の選び方」第11回は【暗号資産銘柄】について語る――。

 世間を大きく騒がせた、2018年1月のコインチェック事件から既に6年以上が経過しました。その後、仮想通貨改め暗号資産のブームは去り、業界は長い冬の時代に入りました。

 しかしビットコインのチャートを見ると、2023年から上昇を開始しており、2024年2月には史上最高値を更新しています。3月も上昇が続き、2024年に入り暗号資産は新たな時代を迎えたといえる状態です。

 コインチェック事件発生後、最終的にコインチェックを傘下に入れたのはマネックスG(8698)です。大手ネット証券として知られるマネックスGですが、コインチェックが傘下に入り、暗号資産取引所大手としての側面を持つ結果となりました。実際にマネックスGの収益は、暗号資産の価格に影響を受ける(暗号資産の価格上昇→取引所での暗号資産の取引活発化→コインチェックの業績拡大)という形になりました。

 それではマネックスGの株式についてコインチェックを傘下に入れた(2018年4月に子会社化)後、翌年の2019年3月末に投資していたらどうなっていたのでしょうか?下記が株価の推移です。

2019年3月終値383円

2020年3月終値171円

2021年3月終値934円

2022年3月終値656円

2023年3月終値477円

2024年3月終値887円

 2024年3月末時点で約2.3倍となっています。約3.8万円が9万円近くまで増えました。ただし円建てのビットコインの価格は、この間45万円から1070万円に上昇しており23倍以上です。

 ビットコイン直接の投資に比べパフォーマンスは落ちるものの、暗号資産取引所の代表銘柄のマネックスGに投資することで一定のパフォーマンスは得られています。