「普通のクルマなのに」…なぜ洗車機NG? ミニバンは注意!? 車名名指しでNGも! “洗えないクルマ”の条件ってなに?

AI要約

セルフ洗車機を利用する際のサイズ制限や利用できない車種について述べられている。

普通乗用車向けの洗車機のサイズ制限やサイズオーバーとなるクルマの例について説明。

特殊な形状や大きさの車種では洗車機の利用が断られる可能性がある。

「普通のクルマなのに」…なぜ洗車機NG? ミニバンは注意!? 車名名指しでNGも! “洗えないクルマ”の条件ってなに?

 手軽に愛車を洗えるセルフ洗車機ですが、サイズ制限があるだけでなく、クルマによっては利用できない場合もあります。

 

 どのような条件だとNGになるのでしょうか。

 時間を節約したい、自分で洗車するのは面倒といった理由から、ガソリンスタンドなどの「セルフ洗車機」を利用する人も多いかもしれません。

 最近では、洗車サブスクサービスも登場し支持されているようです。

 調査会社GFK Japanが2024年に行った「洗車に関する調査」によると、洗車機の利用者は41%と、自分で手洗いする人の49%とほぼ同数にのぼっています。

 そんな洗車機ですが、「門型洗車機」「ドライブスルー洗車機」「高圧洗車型洗車機」と3つの種類があります。

 門型洗車機は、ドライバーがクルマから降り、車体の上面と側面を門型ゲートについたブラシを移動させて洗浄する方式です。

 これに対し、ドライブスルー洗車機は乗車したまま洗浄します。

 また、高圧洗車型洗車機はブラシではなく高圧水を利用して洗車しますが、どの洗車機も、水洗いからワックスがけまで多様なメニューが用意されています。

 しかし、そんな便利な洗浄機も、クルマによっては利用できない場合があります。

 じつは、クルマの「幅」「高さ」「長さ」にサイズ制限があるのです。

 普通乗用車向けの洗車機の場合、洗車可能なサイズは幅2.3m、高さ2.3m、長さ5m程度。

 そのため、洗車したくてもサイズが合わなければ利用できません。

 さらに、同じ車種でもグレードによってはサイズ制限を越える場合があるので注意が必要です。

 利用できないクルマについて、都内のガソリンスタンドの担当者は次のように話します。

「当店では、ハイエースグランドキャビンなどがサイズ的に厳しいかもしれません。普通のハイエースでしたら可能です。

 ただしアタッチメントがついていたり、ノーマルよりも大きくなってしまっていると洗車できない可能性があります」

 トヨタハイエースグランドキャビンは全長が5380mmあり、また、日産キャラバンスーパーロングボディなども5mを越えるのでサイズオーバーとなり利用が難しいようです。

 同様に、トヨタ「センチュリー」やメルセデス・ベンツ「Sクラス」などもサイズオーバーの車種です。

 トラックやバスなど大型車両を洗える洗車機も存在しますが、一般的なガソリンスタンドなどでは普通乗用車用を設置しているケースがほとんどです。

 そのため、サイズオーバーのクルマは利用を断られることが多いようです。

 また、トヨタ「ランドクルーザー40系/70系」、ジープ「ラングラー」、ハマーシリーズなどもその特殊な形状などにより、洗車機の利用を断られてしまうこともあるようです。