ミレニアム出身のメギア氏、新設ヘッジファンドで50億ドルを調達

AI要約

米ミレニアム・マネジメントのシニアトレーダーだったディエゴ・メギア氏が50億ドルのヘッジファンドを設立し、新規資金受け入れを停止した。

タウラ・キャピタル・マネジメントは30億ドルをミレニアムから、残りを他の投資家から調達し、6月1日に運用を開始した。

ヘッジファンド業界では大規模のマルチ戦略ファンドに顧客が集まる動きが強まり、新興ファンドにとって厳しい環境となっている。

(ブルームバーグ): 米ミレニアム・マネジメントのシニアトレーダーだったディエゴ・メギア氏は、50億ドル(約7830億円)規模のヘッジファンドを立ち上げた。新興ヘッジファンドとしては近年で有数の規模となる同ファンドは、開始初日から新規資金の受け入れを停止した。

事情に詳しい関係者によれば、メギア氏のタウラ・キャピタル・マネジメントは、ミレニアムから30億ドル、残りを資産運用会社や年金プラン、政府系ファンドといった投資家から調達した。ミレニアムでメギア氏の同僚だったステファン・エリクソン氏が、副最高投資責任者(CIO)としてタウラに加わったという。関係者は、詳細は非公開だとして匿名を条件に語った。タウラは、6月1日に運用を開始した。

ヘッジファンド業界では、安定したリターンを約束する規模のより大きなマルチ戦略ヘッジファンドに顧客が集まる傾向が強まっており、新興ファンドを巡る環境は厳しさを増している。そうした中でメギア氏のファンドは、数十億ドルを集めた数少ないヘッジファンドの一つとなった。

タウラの規模は、2018年に80億ドルでデビューしたエクソダスポイント・キャピタル・マネジメント以来の大きさ。

タウラの担当者はコメントを控えた。

原題:Ex-Millennium Trader Megia Debuts Hedge Fund With $5 Billion (1)(抜粋)

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