テック大手CEOの奇妙な経営手法…ピザ2枚ルール、命令系統無視、フラットな組織など(海外)

AI要約

テック界の大物たちの奇妙な経営手法を紹介。

ジェフ・ベゾスの「ピザ2枚ルール」とパワーポイント禁止、イーロン・マスクのナノ経営スタイルについて。

マスクが自らの決定権を重視し、会議の効率化を図るなど、独自の経営哲学を展開。

テック大手CEOの奇妙な経営手法…ピザ2枚ルール、命令系統無視、フラットな組織など(海外)

イーロン・マスクやティム・クックなどテック界の大物は、世界最大級の企業を経営している。

経営にあたって、彼らは実に奇妙な経営手法を採用している。

パワーポイントの使用禁止から直属の部下を50人持つことなど、かれらの型破りな経営手法を紹介しよう。

イーロン・マスク(Elon Musk)やティム・クック(Tim Cook)などテック界の大物は、世界的に有名なCEOだ。彼らが豪勢な不動産を購入したり、プライベートジェットで飛び回ったりする様子についてはよく知られているかもしれないが、どのように会社を経営しているのかについてはあまり知られていない。

ここでは、テック界の大物たちの奇妙な経営哲学を紹介しよう。

ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)はまだアマゾン(Amazon)のCEOだった頃、「ピザ2枚ルール」を採用し、2枚のピザで賄える人数だけにチームを制限した。

また、パワーポイントの使用を禁止し、代わりに6ページのメモを書いて会議に臨むよう社員に指示したこともよく知られている。会議は出席者がそのメモを黙読することから始まったという。

テスラ(Tesla)やX(旧ツイッター)などのCEOであるイーロン・マスク(Elon Musk)は、自らを「ナノ経営者」と表現しており、そのスタイルを貫いて委任することを好まない。2023年はテスラの社員に対し、すべての新規採用を自分で承認したいと伝えたという。

マスクはまた、場合によっては会議に残るよりも退席することを奨励している。2018年にテスラの社員に送ったメールでは、基本的に会議は少なく、短くすべきだとし、「自分が価値の創造に貢献していないことが明らかになったら、すぐに会議から抜けるか、電話を切ること」と記した。

また、物事を成し遂げるために必要であれば、命令系統に逆らってもいいと考えており、数年前にテスラの社員に宛てたメールにこう記している。

「テスラの誰もが、会社全体の利益のために問題を解決する最速の方法だと思うことがあれば、それを他の誰かにメールしたり話したりすることができるし、そうすべきだ。上司の許可を得なくても、さらに上の上司に話してもいいし、他部署のバイスプレジデントに直接話してもいいし、私に話してもいい。誰と話してもよく、その際に誰の許可もいらない」