北朝鮮がミサイル発射、2発目は失敗し陸地に落下した可能性

AI要約

北朝鮮が南西部の黄海南道から短距離弾道ミサイルを発射。1発目は600km、2発目は120km飛行。

2発目は飛距離が短く失敗した可能性があると推定され、陸地に落下した可能性が高い。

北朝鮮は6月26日以来のミサイル発射で、韓国軍は警戒を強めている。

 【ソウル=小池和樹】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は1日午前5時5分頃と同15分頃、南西部の黄海南道(ファンヘナムド)長淵(チャンヨン)付近から、東北方向に短距離弾道ミサイルなど2発を発射した。

 発表によると、1発目は短距離弾道ミサイルで約600キロ・メートル飛行。2発目は約120キロ・メートル飛行していて、米韓軍がミサイルの種類などを分析している。

 聯合ニュースによると、韓国軍は2発目も短距離弾道ミサイルだったが、飛距離が短く失敗した可能性があると推定している。同ニュースは2発目は陸地に落下した可能性が高いとの軍消息筋の話も伝えた。

 北朝鮮によるミサイル発射は6月26日以来。北朝鮮は翌27日に「多弾頭化実験を行い、成功した」と発表した。ただ、韓国軍は26日のミサイルは空中爆発して失敗したと分析し、追加の発射に警戒を強めていた。