メリンダ氏がバイデン氏支持表明、女性の権利応援を評価

AI要約

ビル・ゲイツ氏の元妻で慈善活動家のメリンダ氏が、米大統領選で民主党現職のバイデン氏を支持すると表明。バイデン氏が女性の権利を重視しており、トランプ前大統領との対照が大きいと指摘。

メリンダ氏は、トランプ氏の政策が女性の健康や権利を脅かし、中絶権を覆す判事の任命に批判を加えている。ビル・ゲイツ氏との共同会長を辞任し、民主党向けへの献金も行っている。

メリンダ氏は125億ドルの活動資金を受け取り、自らの立場からバイデン氏を支持する姿勢を示している。

メリンダ氏がバイデン氏支持表明、女性の権利応援を評価

Kanishka Singh

[ワシントン 20日 ロイター] - 米マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏の元妻で慈善活動家のメリンダ氏は20日、米大統領選で民主党現職のバイデン氏を支持すると正式に表明した。バイデン氏が女性の生殖の権利などを積極的に後押ししている点を理由に挙げている。

メリンダ氏は、バイデン氏と共和党候補指名が確実なトランプ前大統領の対照性はこれ以上ないほど大きく、どちらが勝つかも、かつてないほど重大だと指摘。X(旧ツイッター)への投稿で「女性には、自分たちが直面している問題に配慮し、安全な健康、経済力、生殖の権利、有効に機能する民主主義に自由かつ全面的に参加する権利を保障してくれるリーダーがふさわしい」と述べた。

さらにメリンダ氏はCNNで、トランプ氏の1期目は女性の健康や安全、自由を危険にさらしたと主張し、中絶の権利を認めたロー対ウェード判決を覆した最高裁の判事を任命して女性や家族に壊滅的な影響を与えたと非難した。

メリンダ氏は今年、ビル・ゲイツ氏とともに設立した「ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団」の共同会長を辞任し、個人の活動資金として125億ドルを受け取っている。

同財団は2020年の選挙では約180万ドルを献金したが、その大半は民主党向けだった。