# 種子発見
2024.06.09
「縄文農耕論」進展の出発点、炭化種子の発見から50年 提唱者の藤森栄一が没した翌年に発見、学界は「栽培植物が出ていない」と冷ややかだった
長野県の諏訪市博物館と一般社団法人大昔調査会は、同市の荒神山(こうじんやま)遺跡の縄文中期の竪穴住居跡から、炭化種子の塊が発見されて50年になるのを機に、6月から同館でこの種子を特別展示している。種子発見は諏訪市出身の考古学者藤森栄一(1911~73年)が唱えた「縄文農耕論」進展の出発点とな