# 遺影写真 2024.09.20 遺影写真家 能津喜代房 ── 5000人の面影に寄り添って 大西 成明没後に使う写真を準備する、という発想は日本的だろうか。「縁起が悪い」とされてきた遺影の撮影を自らの天職と定め、その大切さを説く写真家がいる。老境に入ってなお精力的に撮り続ける姿を、生業を同じくする大西のカメラが捉えた。遺影とは「遺された影」である。通夜や葬