# 語り部活動

「爆発で人が飛び散った」 9人家族、旧満州から帰国は母と2人だけ
2024.09.15

「爆発で人が飛び散った」 9人家族、旧満州から帰国は母と2人だけ

 船が舞鶴港(京都府舞鶴市)に着いた時は、身も心も緊張感から解放され、我を忘れて喜び合った。心温まるもてなし、8年ぶりに触れる日本人の心に感動で身が震えた――。 日中戦争中の1940年、旧満州(現中国東北部)で生まれた石川県野々市市の平野悦子さん(84)は、旧ソ連の対日参戦に伴う

「語り伝え、つないでいく」 対馬丸事件で兄2人亡くす 記念館副理事長の渡口さん
2024.08.22

「語り伝え、つないでいく」 対馬丸事件で兄2人亡くす 記念館副理事長の渡口さん

 学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、児童ら1400人以上が犠牲になった事件から80年。 対馬丸記念館(那覇市)を運営する対馬丸記念会副理事長の渡口真常さん(74)は事件を風化させまいと、語り部活動などを続けてきた。生存者や遺族が年々減少する中、「しっかりと語り伝え、つない

語り部は16歳の女子高校生 祖父の空襲体験 3世代で語り継ぐ…それぞれの “戦争と平和”  富山大空襲 79年
2024.08.04

語り部は16歳の女子高校生 祖父の空襲体験 3世代で語り継ぐ…それぞれの “戦争と平和”  富山大空襲 79年

富山市の市街地を焼け尽くし推定3千人の命を奪った富山大空襲から79年となります。体験者が高齢化で減少していく中、3世代にわたって記憶をつなぎ平和の大切さを訴えていこうと「語り部」活動を始めた家族がいます。10歳で空襲を体験した佐藤進さん(89)「何とか家族全員避難す