# 訪問診療

【緊急事態】「119番通報」と「往診」 どちらを選ぶ? 医師が教える最適とは?
2024.09.05

【緊急事態】「119番通報」と「往診」 どちらを選ぶ? 医師が教える最適とは?

いざというときに役立つ、119番通報と往診。どちらも救急の患者に対応してくれますが、どのように使い分けたらいいのかわからない人も多いのでは? もしもの時にどちらを利用したら良いのか、ねりま西クリニックの大城先生に教えてもらいました。[この記事は、Medical DOC医療アドバイ

自分の意思に基づき自分のペースで…在宅医療の最大のメリット【老親・家族 在宅での看取り方】
2024.08.28

自分の意思に基づき自分のペースで…在宅医療の最大のメリット【老親・家族 在宅での看取り方】

【老親・家族 在宅での看取り方】#108 訪問診療の最大のメリットはなにかといえば、それは患者さんが自らの意思に基づき患者さんのペースで治療が行えるということです。 例えば急に痛みが強くなり痛み止めの麻薬を使用したいと思った場合に、病院ならまず、ナースコールをして看

自然死を願う夫と、延命を望む妻に起きた「哀しすぎる結末」…看取り医が語る「死の直前」の様子と、浴槽に浮かぶ「薔薇の花びら」の正体
2024.08.26

自然死を願う夫と、延命を望む妻に起きた「哀しすぎる結末」…看取り医が語る「死の直前」の様子と、浴槽に浮かぶ「薔薇の花びら」の正体

私の患者だった達夫さん(仮名)は65歳だった。訪問診療を受ける層の中ではかなり若い方に位置する。彼は病院で頚椎症と診断されて手術に臨んだが、一向に症状が改善せず、再診の結果、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された方だった。頚椎症もALSも、筋力低下や運動機能の障害を引き起こすな

あんな真っ白なところに行ったら調子悪くなる…90代独居男性は受診を断固拒否【老親・家族 在宅での看取り方】
2024.07.24

あんな真っ白なところに行ったら調子悪くなる…90代独居男性は受診を断固拒否【老親・家族 在宅での看取り方】

【老親・家族 在宅での看取り方】#103「病院に行きたがらなくて困っています。そちらで診てくれませんか」 7月のある暑い日のことでした。新宿区内にある地域包括支援センターからそんな連絡が我々の診療所に届きました。 連絡をいただきさっそく訪問診療に向かっ

訪問診療の現場に密着 異例の暑さで熱中症の相談が2倍 体調不良、他に原因も
2024.07.15

訪問診療の現場に密着 異例の暑さで熱中症の相談が2倍 体調不良、他に原因も

 危険な暑さが続く日本列島。訪問診療を行う「ファストドクター」には熱中症を疑うSOSが相次いでいます。密着すると、この暑さが熱中症以外にも様々な体調不良を招いている現状が見えてきました。 午後9時すぎ、病院の診療時間が終わった後でも患者と向き合う人がいます。それが民間医療機関・フ

ドローンを使った全国初の水難救助訓練も 海の安全を守る「オーシャンドクター」のお仕事
2024.07.10

ドローンを使った全国初の水難救助訓練も 海の安全を守る「オーシャンドクター」のお仕事

宮崎県内各地の海水浴場は夏のレジャーシーズンが到来しています。海の安全を守ろうと「オーシャンドクター」として活動する一人の医師にスポットをあてます。■普段は訪問診療患者の診察を行っているのは宮崎市のマナビヤ在宅クリニックの迫田哲平院長。平日は毎日、患者

「ものにときめいて刺激を受けられるなんて今のうちよ!」83歳の女性患者からのアドバイス【老親・家族 在宅での看取り方】
2024.07.10

「ものにときめいて刺激を受けられるなんて今のうちよ!」83歳の女性患者からのアドバイス【老親・家族 在宅での看取り方】

【老親・家族 在宅での看取り方】#101 訪問診療の現場ではたびたび人生の先輩方からアドバイスをいただきます。「私なんてもう切り干し大根みたいになっちゃった! 時間の流れはあっという間よ~。ものにときめいて刺激を受けられるなんて若いうちにしかできないんだから、今を大

これまでの人生を振り返る…思い出の「棚おろし」のお手伝い【老親・家族 在宅での看取り方】
2024.06.19

これまでの人生を振り返る…思い出の「棚おろし」のお手伝い【老親・家族 在宅での看取り方】

【老親・家族 在宅での看取り方】#98 訪問診療をする中で、私たちにとって人生の先輩ともいえる患者さんやご家族の方々から貴重なお話を伺うことがあります。 90代や80代後半の方には、戦時中の記憶をはっきりとお持ちな方が少なくありません。診察の合間に当時の暮らしぶりや

森鴎外を祖父に持つ腕利きの外科医が訪問診療医へ 709人の看取りから見えた現代医療への疑問
2024.06.16

森鴎外を祖父に持つ腕利きの外科医が訪問診療医へ 709人の看取りから見えた現代医療への疑問

 AERAで連載中の「この人のこの本」では、いま読んでおくべき一冊を取り上げ、そこに込めた思いや舞台裏を著者にインタビュー。 訪問診療医として700人以上の看取りに関わってきた著者の小堀鴎一郎さんが、名もなき一人一人の物語から、在宅死をめぐる現実やコロナ禍での変化、介護業界の現状

診療所で「チーム制」 在宅需要に対応 人材集約、負担を軽減 茨城・つくば
2024.05.25

診療所で「チーム制」 在宅需要に対応 人材集約、負担を軽減 茨城・つくば

診療所に複数の医師が在籍して訪問診療に当たる「チーム制」が茨城県つくば市で進められている。医師1人が24時間365日体制で対応する従来型の診療所から脱却し、電子カルテ共有や訪問車両の位置情報を把握するなど情報通信技術(ICT)を活用して緊急時に備える。在宅医療を望む高齢者が増加する中、人材の集

覚醒剤に手を出して18歳で少年院へ...思い出したのは父と同じ『医師』になる夢 
2024.05.24

覚醒剤に手を出して18歳で少年院へ...思い出したのは父と同じ『医師』になる夢 "患者を断らない病院"を目指す院長となったいま「次は応援する立場になりたい」

 非行を繰り返した少年が少年院で思い出したのは、医者という夢と父の存在。非行少年だった当時、煙たがれていた男性は、いま地域で必要とされる医師として奮闘しています。「みんなが応援してくれた。次は応援する立場に」と語る医師の“これまで”と“いま”を取材しました。 大阪府河内長野市にあ