# 観光鉄道
2024.09.12
【書評】『日本鉄道廃線史 消えた鉄路の跡を行く』 「なぜ廃線に」「再生にはどんな工夫が」厳しい現実を経済面からとらえた“濃い”鉄道本
【書評】『日本鉄道廃線史 消えた鉄路の跡を行く』/小牟田哲彦・著/中公新書/1155円【評者】川本三郎(評論家) 書名に「廃線」の語があるからよくある廃線跡を歩き思い出に浸る本かと思うが、まったく違う。なぜ廃線になったのか、廃線を防ぎ、鉄道を再生するにはどんな工夫が
2024.08.26
消えた1万キロの鉄道網「もう一つの“国鉄”」とは? 日本が失った“縄文時代からの営み”
青森県内のJR線の総延長はおよそ420km、青い森鉄道と合わせて540kmあるのですが、かつてこれとは別に、その倍以上となる932kmの鉄道網がありました。津軽半島や下北半島に集中して毛細血管のように鉄道が張り巡らされていました。 人があまり住んでいない半島の山中にあったのは、