# 美術批評
2024.06.07
書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ 業界の話題をさらった『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社、2013)の刊行より早10年。クリスチャン・ラッセンとその周縁の文化現象を論じた評伝が「ラッセン本2」として上梓された。10年というのは受容の地平が変動するに十分