# 研究チーム

トマト株を揺らして害虫激減 宮城県で実証報告、装置商品化も
2024.06.28

トマト株を揺らして害虫激減 宮城県で実証報告、装置商品化も

 宮城県などでつくる研究チームは27日、トマトの株を振動させて害虫のコナジラミ類を防除する技術の実証成果を報告した。特殊な装置によって一定の条件で振動を与えることで、コナジラミ類の密度を5割以上抑えられたと説明。受粉を促す効果もあり、トマトの収量は1割以上向上したことも報告した。

ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大などが発表 海産魚類の「国内絶滅」を初めて証明
2024.06.25

ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大などが発表 海産魚類の「国内絶滅」を初めて証明

 ノコギリエイは日本国内で絶滅していた──琉球大学などの研究チームは6月24日、そんな発表をした。海産魚類として、日本で「国内絶滅」(国内で50年以上の確認例がない場合、環境省レッドリストの判定基準で国内絶滅に該当する)が証明された実例は、今回が初めてという。 ノコギリエイ科は、

世界初、一瞬で消える素粒子ミューオンの加速成功 夢のマシンへ一歩
2024.06.19

世界初、一瞬で消える素粒子ミューオンの加速成功 夢のマシンへ一歩

 一瞬で消えてしまう不安定な素粒子「ミューオン」を光速の4%まで加速させることに、日本の研究チームが世界で初めて成功した。「夢のマシン」とされるミューオン衝突加速器や、微細な世界をのぞくミューオン顕微鏡の開発につながる可能性がある。 ミューオンは、電子と似た性質を持つ素粒子の一種

【図解】イネの節と節間、区分け解明=背丈調節に応用期待―遺伝研
2024.06.14

【図解】イネの節と節間、区分け解明=背丈調節に応用期待―遺伝研

 イネが成長する際、葉の根元の節が形成されるのと、節同士の間の茎が伸長するのを区分けする仕組みを解明したと、国立遺伝学研究所と広島大、吉備国際大の研究チームが14日付の米科学誌サイエンスに発表した。

ホホジロザメ生まれてすぐ「一皮むける」 沖縄美ら島財団が学術誌に論文 謎の白い膜は皮膚
2024.05.30

ホホジロザメ生まれてすぐ「一皮むける」 沖縄美ら島財団が学術誌に論文 謎の白い膜は皮膚

 【本部】ホホジロザメは生まれたあとに「一皮むける」という、新たな学説が国際的な学術誌に掲載された。沖縄美ら島財団の研究チームはこのほど、生まれたばかりのホホジロザメの子を覆う「謎の白い膜」の正体が皮膚であることを突き止め、28日に国際学術誌「Environmental Biology of 

キングサーモンをニジマスが産卵、代理親で養殖の効率化期待…東京海洋大の研究チーム
2024.05.25

キングサーモンをニジマスが産卵、代理親で養殖の効率化期待…東京海洋大の研究チーム

 高級なサケの一種「キングサーモン」の卵や精子を、体内で何度も作るニジマスを誕生させたと、東京海洋大の研究チームが発表した。養殖の効率化などが期待される成果で、論文が25日、科学誌サイエンス・アドバンシズに掲載される。 キングサーモンは、和名で「マスノスケ」と呼ばれ、ステーキやす

雌ゴキブリの「性フェロモン」の役割解明 駆除剤の開発に期待
2024.05.24

雌ゴキブリの「性フェロモン」の役割解明 駆除剤の開発に期待

 ゴキブリの雌が発する性フェロモンが雄の行動を制御する仕組みを解明したと、福岡大などのチームが発表した。雌は雄を巧みに近づけて周りにとどめ、効果的に交尾をしていると考えられ、チームはゴキブリ駆除剤の開発に生かせるとしている。 ゴキブリの性フェロモンには、主成分と副成分があり、いず

難病「筋ジストロフィー」の新たな治療法へ ヒトの病気を正確に再現できるマイクロミニブタ開発 世界初の成果=静岡県など
2024.05.21

難病「筋ジストロフィー」の新たな治療法へ ヒトの病気を正確に再現できるマイクロミニブタ開発 世界初の成果=静岡県など

静岡県は2024年5月、指定難病・筋ジストロフィーのモデルブタの開発に成功したと発表しました。開発したのは、静岡県の畜産技術研究所中小家畜研究センターと国立精神・神経医療研究センター、九州大学大学院医学研究院、東京大学医科学研究所の共同研究チームです。「世界初の成果

昨夏は過去2000年で最も暑かった 欧州研究チームが発表
2024.05.15

昨夏は過去2000年で最も暑かった 欧州研究チームが発表