# 疾患治療

死んだ細胞が〝老い〟を抑制 糖尿病や認知症治療に光明
2024.07.19

死んだ細胞が〝老い〟を抑制 糖尿病や認知症治療に光明

東北大などの研究チームは、鉄依存性のプログラム細胞死・フェロトーシスを起こした細胞から、老化を抑える働きをもつタンパク質(FGF21)が分泌されることを発見した。老化によって引き起こされる糖尿病や痴呆症の治療の開発に期待できるという。デジタル大辞泉によれば、プログラム細胞死とは特

《ブラジル》複合現実メガネを手術で初使用=肺腫瘍摘出手術で画期的役割
2024.07.17

《ブラジル》複合現実メガネを手術で初使用=肺腫瘍摘出手術で画期的役割

 ブラジルの病院で初めて導入された複合現実メガネ(óculos de realidade mista)は、肺腫瘍の摘出手術において画期的な役割を果たしている。この技術は、医師が手術中に患者のデータを3次元で視覚化し、人体へのダメージを最小限に抑え、手術時間を短縮することが可能となった。手術中に

訓練で意識的に心拍数下げられる 東大チーム、脳内の仕組みを解明
2024.06.21

訓練で意識的に心拍数下げられる 東大チーム、脳内の仕組みを解明

 一定の訓練によって意識的に自身の心拍数を下げられるようになる脳のメカニズムを、ラットを使った実験で解明したと、東京大のチームが21日付の米科学誌サイエンスに発表した。不安を抑える効果があるといい、精神疾患の治療法開発やアスリートのパフォーマンス向上などにつながると期待される。 

iPSで精子や卵子のもと大量培養 不妊症治療に期待 京都大
2024.05.21

iPSで精子や卵子のもと大量培養 不妊症治療に期待 京都大

 ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、精子や卵子のもとになる細胞を大量に培養する方法を開発したと、京都大の研究グループが20日、発表した。不妊症の解明や治療法開発への応用が期待されるという。論文は20日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。 研究グループは既に、ヒトのiP