# 生血輸血

【輸血は今】 離島の「命綱」 「生血輸血」どう捉える
2024.09.18

【輸血は今】 離島の「命綱」 「生血輸血」どう捉える

 鹿児島県奄美大島で日本赤十字社の血液(日赤血)が足りなくなる緊急時に、長年行われてきた生血(なまけつ)輸血。島民の助け合いを前提としたこの離島医療の現状を、私たちはどう受け止め、考えていったらよいのだろうか。■「輸血療法の指針」では 「特別な事情のない限り行うべき

【輸血は今】④ まさか姉が 日常に潜む輸血危機
2024.09.16

【輸血は今】④ まさか姉が 日常に潜む輸血危機

 鹿児島県奄美市名瀬の県立大島病院では緊急手術だけでなく、予定されている手術でも日本赤十字社の血液製剤が尽きて生血(なまけつ)輸血をせざるを得ない事態がある。奄美市議会の与勝広市議(63)には1年前、自身の姉が当事者となった経験があった。 2023年3月。奄美市役所では奄美市議会

生血輸血に備え訓練 供血要請から手術室まで 鹿児島県奄美市の県立大島病院
2024.05.26

生血輸血に備え訓練 供血要請から手術室まで 鹿児島県奄美市の県立大島病院

 日赤の血液搬送が間に合わない場合に緊急的に行われる院内血(生血)輸血。鹿児島県奄美市名瀬の県立大島病院(石神純也院長、350床)ではいざという時に備え、安全に迅速に生血輸血が行えるよう、看護師らが生血輸血の訓練を行っている。21日に同病院で行われた訓練には24人の看護師や臨床検査技師、医師が

沖永良部島で生血輸血 血液製剤不足、やむを得ず
2024.05.25

沖永良部島で生血輸血 血液製剤不足、やむを得ず

 日赤の血液製剤ではなく供血者から採血して患者に輸血する院内血(生血)輸血。安全性の問題から厚生労働省は緊急時以外行うべきではないとしているが、血液搬送が間に合わない離島では避けられないのが現状だ。鹿児島県沖永良部島で12日、緊急患者が発生し血液在庫が切れ、生血輸血が行われた。医師たちは「救命