# 現代社会批評 2024.07.24 イタリア映画の新時代の騎手が描き出す現代の神話。映画『墓泥棒と失われた女神』 いまのイタリア映画界を代表する新しい顔といえば、この人をおいて他にいない。1981年生まれの監督、アリーチェ・ロルヴァケル。ドイツ人の父とイタリア人の母のもと、伊半島の中西部に位置する風光明媚なトスカーナで育った彼女は、2011年、南イタリアのレッジョ・カラブリアを舞台に、思春期の少女の葛藤と