# 溶岩チューブ

〈解説〉月に「洞窟」を発見、なぜ重要で、実際にどう役に立つのか研究者に聞いてみた
2024.08.17

〈解説〉月に「洞窟」を発見、なぜ重要で、実際にどう役に立つのか研究者に聞いてみた

 アポロ計画以来の有人月面着陸が2020年代後半に予定されている。米航空宇宙局(NASA)のアルテミス計画だ。順調に進めば、水が豊富とされる月の南極域に、持続的な活動拠点が段階的につくられる。 2024年7月、この計画に朗報が届いた。月周回探査機のレーダー観測のデータを分析したと

月・静かの海に巨大な「地下空洞」が存在 将来の基地建設の可能性も
2024.08.08

月・静かの海に巨大な「地下空洞」が存在 将来の基地建設の可能性も

NASAの月周回探査機ルナー・リコネッサンス・オービター(LRO)が収集したレーダー観測データの分析により、月面で知られる最も深い洞窟の可能性があると考えられる地下空洞の存在が明らかになった。この空洞には、直径約100mの「天窓」のような入口がある。将来の月面基地建設の候補地とな

大量の溶岩を噴き出した「溶岩チューブ」と地球外生命の関係とは、ラ・パルマ島
2024.05.30

大量の溶岩を噴き出した「溶岩チューブ」と地球外生命の関係とは、ラ・パルマ島

 2021年秋、大西洋に位置するカナリア諸島のラ・パルマ島の火山が噴火し、3カ月間にわたって1億9000万立方メートルを超す溶岩を噴き出した。溶岩原の大部分はまだ、科学者と当局者以外は立ち入りが禁じられていて、私(作家のエマ・リラ)はカナリア諸島洞窟学連合の副会長であるオクタビオ・フェルナンデ