# 歴史書
孫正義を37年“独占取材”した作家が知る実像 「1000年の歴史に名を残す人」
ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長の“唯一の公式評伝”といわれる『志高く 孫正義正伝 決定版』(実業之日本社文庫)が4月に刊行された。著者は孫正義氏を37年にわたって独占取材した作家の井上篤夫氏だ。 本書は、20年前の2004年5月に『志高く 孫正義正伝』として初めて出版。
元財務省“超エリート官僚”が書いた「ビジネス教養本」が“密かな人気”になっていた…その「すごい中身」を明かす!
管理職向けのリーダー論はビジネス書の定番ジャンルだが、いま全国の金融機関関係者の間で密かに注目されている書籍がある。今春刊行された『管理職が持つべき決断力 戦史の「韻」をつかめ』(産経新聞出版)がそれだ。 地味なタイトルだが、内容は超実践的。そのノウハウを明かすのは財務省理財局
手塚治虫『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』発売 巨匠の編集術が堪能できる貴重な1冊
『三つ目がとおる ミッシング・ピーシズ』(手塚治虫 著)が7月10日に立東舎より発売される。 本書は漫画『三つ目がとおる』を雑誌掲載時の初出版と単行本版を見比べることができる1冊。単行本化の際に大胆なアレンジを施していた手塚治虫のクリエイティビティの一端に触れることができる書籍
「戦争ってこういうことだよ」住民が戦争に巻き込まれると何が起きる? 沖縄戦の極限状態を記録した本
「会いたい人に会いに行く」は、その名の通り、AERA編集部員が「会いたい人に会いに行く」企画。今週は沖縄戦のロングセラーを文庫本化した編集者に、元沖縄紙記者が会いに行きました。* * * ただでさえ、いまここで生きるのに大変なのに、見なければ忘れていられる遠い
「中世修道院の庭から」千年の時を経て遠い過去から現代に再現された庭を紐解く
書籍『中世修道院の庭から 歴史、造園、栽培された植物』(グラフィック社)が、2024年7月に発売される。空腹を満たし、うるわしい静謐に誘い、病を癒す――いのちを養う庭づくりの原点がここに。 フランスを中心に中世初期の修道院の成立から、修道院全盛時代に至る歴史、そしてその庭園につ
【新刊紹介】「日本のオートバイの歴史」・二輪車メーカー興亡の記録<増補三訂版>発売
最盛期には零細なものも含めて、120社以上あったと言われる日本のオートバイメーカー。各メーカーが、技術的にも経営的にも、文字通り“食うか食われるか?”の格闘を演じた1950~1960年代を経た後、やがてホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの4社が中心となり、世界を制覇するまでに成長す
【今だからこそ、渋沢栄一の出番か?】幕末の激動期は「何を学ぶか」だけでなく「誰から学ぶか」が重要
町田明広さんの『人物から読む幕末史の最前線』(インターナショナル新書)はタイトルの通り、最新の史料に基づいた人物による幕末維新史。幕末史のきっかけとなったマシュー・ペリーと、井伊直弼から五代友厚まで10人の日本人、計11人を取り上げている。 ただし、通常「維新の三傑」と呼ばれる
「東京いい店はやる店」が刊行!美食生活40年の元編集長が「グルメの現代史」を総ざらい
本日、新潮新書より「東京いい店はやる店 バブル前夜からコロナ後まで」が刊行された。著者の柏原光太郎氏は、文藝春秋社『東京いい店うまい店』の元編集長で、本書は自身の美食経験とともに東京を中心としたここ40年ほどの外食業界の変遷を記した「グルメの現代史」をまとめたものだ。40年前の
【書評】『馬の惑星』高く広い馬上の視野を確保しつつ、馬の歩調にも身を委ね、世界の歴史を見渡した旅の記録
【書評】『馬の惑星』/星野博美・著/集英社/2200円【評者】与那原恵(ノンフィクション作家) ノンフィクション作家の星野博美は独自の視点で世界に横たわる複雑な歴史を見つめる旅をしてきた。前作では古楽器リュートに魅せられてキリスト教の深淵に迫ったが、今回の旅に誘った